【ホームスタート】第2期 産前産後ホームビジター養成講座

3月上旬、ホームスタート・東大阪では第2期 産前産後ホームビジター養成講座を開催しました。この講座を修了したホームビジターさんは、初産婦さんを訪問できるようになります。
初めての妊娠ならではのニーズや訪問活動における注意点を2日間かけて学びました。

1日目は、保健師さんと助産師さんを講師に迎え、コロナ禍で変わった妊娠・出産の最新情報を踏まえてお話していただきました。勉強のあとには交流の時間もあり、おしゃべりを楽しみました。

保健師さんからは、東大阪市の母子保健事業をご紹介いただき、妊娠期からの切れ目のない支援の中でホームスタートの持つ役割を学びました。
産後ケア の利用回数が増えたこと。この春から新たにハッピーママギフト・ハローベビーギフト や、グリーフケアのお話会(オレンジカモミール )がスタートすること。コロナ禍で中止していた2か月親子講習会が再開されるといったお話もありました。

助産師さんからは、最近のお産の動向に加え、妊娠中のマイナートラブルや産後うつについて学びながら、さまざまな背景を持つ妊婦さんに寄り添う視点を教えていただきました。

2日目は、実際の訪問を想定したロールプレイを交え、訪問活動でできること・してはいけないことを具体的に確認しました。

ロールプレイでは、ホームビジター役・利用者役・観察者役となり、それぞれの立場になってみて感じたこと、気付いたことを発表し合います。みなさん緊張しておられましたが、始まるとしっかり役になりきって傾聴されていました!
同じ事例をもとにしても、利用者のニーズや背景も、ホームビジターの語りかけも、演習を通して気付いたことも、ひとりひとり違いました。他のホームビジターさんのやり方を見て参考になることも多かったと思います。

妊娠・出産の知識を学ぶことや利用者さんの状況を把握することも必要ですが、実際の訪問においては、利用者さんの目線で一緒に考えることを大切にしてほしいとお伝えしました。
また、ホームビジターは専門家ではないこと。特に、妊婦さんにとって危険が伴うアドバイスには慎重さが大切なことを確認し合いました。

ホームスタートの活動の基本は「傾聴」と「協働」です。
ワークショップで意見を発表し合い、妊婦さんの不安をそのまま受け止め、尊重すること。丁寧に話を聴きながら出産・産後のイメージを具体的にしていくお手伝いをしていくこと。周囲の人々やさまざまな支援を「頼っていい」と感じてもらい、安心して子育てをスタートしてほしい。といった、活動への前向きな姿勢を共有しました。

ホームスタートの講座では、毎回こうしたロールプレイやワークショップを取り入れてみなさんに参加していただいております。みなさん人前で発表したりするのは恥ずかしいと仰っていながらも、回を重ねて慣れていき、率先して動いてくださる方もいたりと、とても心強いかぎりです。

さまざまな経験をお持ちの方々が集って意見を交わし合う時間は、とても貴重なものだと感じます。
支援活動だけでなく、日常生活にも役立つ学びがあったという感想もいただけて、うれしく思います。

感染症対策も緩和されつつあり、おしゃべりをしたり気兼ねなく交流できる時間も増えてきました。
今後もフォローアップの機会を作ってまいりますので、楽しみながら参加していただければと思います。どうぞ今後もよろしくお願いいたします。


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