祝10周年♪3都市同時開催!
12月7日(土)、日本でホームスタートが始まって10周年の記念すべき日に、東京・大阪・大分の3都市でイベントが開かれました。
それぞれの地域で活動する各団体のボランティアさん達が集まり、日ごろの活動について意見を交換したり、楽しくおしゃべりをして交流を深めました。メインとなる東京会場とも中継をつなぎ、ホームスタートを利用されたご家族のお話や基調講演を拝聴しました。
大阪会場「ホームスタート・たかつき」
大阪で活動しているホームスタートは、ホームスタート・東大阪の他にホームスタート・たかつき、ホームスタート・くまとり 、ホームスタート・岸和田 の4団体ありますが、今回は高槻市の浦堂認定こども園 さんに集まりました。
ホームスタート・たかつきさんには、なんと100人ものビジターさんがいらっしゃるそうです。地域の方々の子育てへの関心の高さを感じます。それでも訪問に来て欲しい家庭からの依頼も多く、まだまだ手は足りていないそうです。行政や各施設としっかりした連携が築かれていて、ホームスタートの活動が根付いている様子がうかがえました。
4つのテーマでグループワーク
「産前産後支援」「お母さんのうつ」「多胎支援」「離乳食」と4つのテーマごとにグループになり、訪問での経験談などをもとに語り合いました。想いを同じくするビジターさん同士、初対面でもすぐに打ち解け、お互いの話に一生懸命に耳を傾けていました。
普段から、子育てに悩むママ達の負担を減らしたいと心を砕いているみなさん。「でも、助けてって声をあげられない人に支援を届けるにはどうしたらいいのかしらね」とお話しされていたのが印象的でした。
子どもたちの未来を守るために私たちにできること
基調講演『子どもの権利の視点から親支援の重要性を考える』大谷美紀子先生(国連子どもの権利委員会委員、弁護士)
「子どもの権利」と聞くと難しそうなイメージですが、子ども達が「自分は大切にされる存在だ」ということを、学校園だけではなく家庭で、地域で、周囲の大人たちから自然に学んでいってほしい。自分を、そして他者を大切にしなければならないという価値観・態度・行動・生き方が、暴力の無い世界への第一歩になるのだとお話しいただきました。
そしてホームスタートについて、「みなさん等身大で、ごく普通に活動していること」が素晴らしいと、応援を寄せてくださいました。
ホームビジターのみなさんはよく「自分はたいしたことができないし、していない」とおっしゃいます。でも実はその小さな手助けがとても貴重で、大きな意味を持つことを教えていただきました。
みんなで歌って“指ハート”
最後に、3つの会場を中継でつないで全員で「世界中の子どもたちが」を合唱しました。サプライズでPOPユニット「カラフルパレット」さんのミニコンサートもあり、みんなで振り付けを覚えて一緒に盛り上がりました。
たくさんしゃべって笑って、時間が経つのがあっという間でした。
ホームスタートにかかわるみなさんは、「フレンドリーで、協力的で、思いやりがあり、人を信じ、人を敬い、批判的ではなく、やさしく寄り添う」というホームスタートのスピリッツそのままの、あたたかい方たちばかりです。
みなさんの元気が、訪問先のママさん達にも伝わりますように。
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